歌舞伎俳優片岡愛之助(43)が藤原紀香(44)との交際を認めてから一夜明けた29日、横浜・KAAT神奈川芸術劇場ホールで行われた「日本舞踊スペシャル公演」にゲスト出演した。

 開演してすぐ、司会の落語家三遊亭王楽が「『越後獅子』は片岡愛之助さんです。聞くところによると、どなたかとお付き合いしてらっしゃるとか…」と、演目と出演者を紹介するくだりで、交際宣言に触れ、観客を笑わせた。

 幕が上がり、紫とグレーのはかま姿で登場した愛之助は三味線や笛、太鼓に合わせて踊りを披露した。白い布を両手に持ち、新体操のようにヒラヒラと動かし、最後に力強く舞台を踏んでポーズを決めると、場内から「松嶋屋!」「いよっ!」という歓声と大きな拍手を浴びた。

 幕が下りると、再び王楽が登場。「いや~、男女関係なく、かっこいいと思ってしまうような。やっぱり射止めるんだな、という感じがいたしました。別に誰のことを言っているわけでもないんですが」と意味深な言い回しで再び観客を笑わせた。

 その後、愛之助は「二つ巴」で大星由良助を演じ、はかま姿での舞を披露。ラストは出演者たちを従えて土下座して、大歓声を浴びた。

 最後のあいさつでは、「今日は非常に勉強になりました。みなさんと一緒に、普段とは違う踊りをさせていただきました。このホールは本当にいい劇場だと思いました。ありがとうございました」とあいさつ。客席の少年から手紙のようなものを渡され、頭をなでて受け取った。女性ファンから声援を浴びると、「ありがとうございます」と頭を下げていた。

 愛之助は前日28日に発売された写真週刊誌「フライデー」で紀香とのツーショットデートを報じられ、これを受けて更新したブログの中で真剣交際を宣言。この日には紀香もブログで交際を認めた。