NHK山形放送局で1日に放送された「ニュースやまがた6時」で、女性気象予報士が天気予報コーナー中に突然、泣きだすハプニングがあったことが2日、分かった。気象予報士は、紹介した地域と違う地域の映像が映し出された直後、涙声になり、涙をぬぐうしぐさを見せてしまった。生放送の本番中だっただけに、異常な雰囲気となった。この気象予報士はこの日は出演を取りやめた。

 山形のローカル番組「NHKニュースやまがた6時」(月~金曜午後6時10分)でのハプニングは、1日午後6時30分ごろに始まった天気予報コーナーで起きた。

 30代後半の女性気象予報士の岡田みはるさんが「現在の鶴岡市の様子を見てみましょう」と原稿を読み始めたが、画面に映ったのは新庄市の映像だったため「現在の新庄市の様子です」と訂正した。だが、その直後、県内の気温を伝える文字映像の場面になると、岡田さんの声は徐々に涙声になってしまった。

 再び、姿が映し出されると、岡田さんはうつむき、8秒間ほど沈黙。手で涙をぬぐうしぐさを見せた。その後も鼻をすすりながら涙声のまま。天気予報は続けたが、完全な涙声で聞き取りにくい放送となった。この異常事態に、直後に登場した男性キャスターも「失礼いたしました。ニュースを続けましょう」と続けるしかなかった。

 NHK山形放送局は「気象予報士が当初想定していた場所と違うお天気カメラの映像が出てしまい、うまくコメントを伝えられなかったことで少し動揺してしまったようです」と泣きだした理由を説明した。2日の放送では、岡田さんは出演をとりやめ、男性キャスターは「岡田キャスターは今日はお休みです」とだけ伝えた。同局は所属する気象予報士の会社と相談し、出演しないことにしたと説明。今後についても「本人および所属会社と相談して決めたい」としている。

 岡田さんは11月29日付のブログで「疲れ過ぎてご飯が食べられない」と記し、体調が芳しくないことをうかがわせていた。岡田さんの所属する会社は「多少疲れていたかもしれないが、取り立てて具合が悪かったとは聞いていない」と説明した。岡田さんは、長野県出身で、信州大学と早稲田大学を卒業し、早大在学中は劇団に所属したこともある。10年に気象予報士の資格を取得。今年4月から同番組に出演していた。

<NHKの「お騒がせ」キャスター>

 ▼03年7月 NHK山形放送局の女性キャスターとサッカーJ2山形の監督のツーショットが写真誌に報じられた。女性はスイカップと呼ばれ注目を集めた。

 ▼11年2月 NHK「ニュース7」の女性お天気キャスターが、日本人大リーガーと不倫関係にあると、週刊誌が報じた。女性の所属事務所は報道内容を否定。大リーガーも友人関係とした。

 ▼14年12月 NHK「ニュース7」の女性お天気キャスターが、TBS系「ひるおび!」の男性気象予報士、さらに気象庁関係者A氏とも交際し、“ダブル不倫”の関係にあったと、週刊誌が報じた。その後、2人とも番組を降板。