20日放送された人気ドラマ「下町ロケット」(TBS)の最終回で、居酒屋をめぐる「酒場放浪記」で人気の詩人吉田類(66)が俳優として出演し、見事な演技を披露した。

 吉田は佃製作所のライバルとなるサヤマ製作所の社長を演ずる小泉孝太郎の亡くなった父親の役。先代の社長として若いころの小泉に「トップクラスじゃなくてトップになれ。お前がこの会社を継ぐころにはこの会社をトップにしてみせる」などと話す回想シーンで出演。しかし、過労がたたって心臓の病で急死してしまう。作業服姿にトレードマークのパーマで、セリフ回しもよく見事な俳優デビューだった。

 吉田はBS-TBSで放送されている「吉田類の酒場放浪記」が好調で大衆酒場ブームの火付け役となった。