今年の米アカデミー賞で主演男優賞を初受賞した米俳優レオナルド・ディカプリオ(41)が今月23日に緊急来日することが7日、分かった。受賞対象作「レヴェナント:蘇えりし者」(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督、来月22日公開)のキャンペーン来日で、東京・六本木ヒルズアリーナに1200人を招待したイベントに出席する予定だ。来日は、14年1月の主演映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のキャンペーン以来、2年2カ月ぶりで10度目となる。

 出席イベント3週間前での来日決定は、多忙なハリウッドスターとしては異例だ。関係者によるとディカプリオがオスカー獲得後に「日本でもキャンペーンをやりたい」と自ら申し出て急きょ決まったという。作品は既に米国をはじめ各国で公開されていることもあり、授賞式後に映画イベントなどには出席していない。来日と合わせて中国でのイベント出席も計画されており、オスカー受賞後に公の場で悲願達成の喜びを語るのは今回のキャンペーンが初となる。世界の映画ファンやレオ様ファンが注目する機会となりそうだ。

 97年に出世作「タイタニック」のキャンペーンで来日した際、歓迎ぶりに大感激した。関係者によると、それ以来、日本を特別な国と意識するようになったという。13年の来日では長期休業をドイツ紙に報じられた直後で、会見で「ちょっとだけ休養させてください」と長期休業報道をやんわり否定してファンを安心させた。株式ブローカーを演じた「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のPR来日では、ハリウッド俳優として初めて東京証券取引所を訪れたこともあった。