胃潰瘍のため歌舞伎座「三月大歌舞伎」を9日間休演した歌舞伎俳優で人間国宝の尾上菊五郎(73)が18日、今月上旬に受けた検査の結果について「今日(病院に)行ってきました。セーフでした。がんとかじゃなかった」と話した。

 当初の見立て通り、胃潰瘍の診断を受けたという。公演には12日から復帰している。

 この日、夜の部の、中村雀右衛門襲名披露の「口上」に出演後、劇場を後にする際、菊五郎は「お酒は晩酌程度にと言われました。胃がびっくりしちゃうからね。宴会はするな、って」と、元気そうな表情で語った。