シンガー・ソングライターの宇多田ヒカル(33)が、自身の活動再開を祝おうとレーベルが開始した復帰企画に「非常に恥ずかしいというか」と戸惑っている様子を明かした。

 2010年より「人間活動」に専念するとしてアーティスト活動を休止していた宇多田だが、4月より本格復帰を果たす。ファン待望の新曲「花束を君に」が、同4日スタートのNHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌として発表されるほか、日本テレビ系「NEWS ZERO」でもエンディングテーマとして同日より起用される。

 約5年半ぶりとなる宇多田の復帰を祝おうと、レーベルとファンが一緒になって行う企画「NEW-TURN プロジェクト」が3月10日にスタートした。これはツイッターでハッシュタグ「#おかえりHIKKI」をつけてつぶやいたり、関連楽曲や商品を購入することなどで、特設サイト上にある桜の木の花がだんだんと咲いていくというもの。また、同企画で得られた収益で東北に桜の木が贈られるといい、宇多田のスタッフによるツイッターは「この特設サイト上の桜も満開にしてみんなで笑顔でHIKKIを迎えようぜー」と呼びかけた。

 しかし当の宇多田は、さすがに自分自身で「おかえりHIKKI」とつぶやくのは気が引けてしまうらしく、24日にツイッターで「せっかくスタッフが始めてくれてファンが利用してくれてるハッシュタグ…自分で書くのが非常に恥ずかしいというかこそばゆくて、参加できてない。みんなでやる縄跳びに飛び込むタイミング逃した気分だ…」と心境を明かした。

 それでもツイートの最後にはしっかり「#おかえりHIKKI」とハッシュタグを付け、さらにその後のツイートでは照れ隠しのように、「今帰ったぞ~ ういー ひっく」と酔っぱらったクマのイラストを公開し、待ち望んだファンに応えた。