女優米倉涼子(40)主演のテレビ朝日系「ドクターX~外科医・大門未知子」の第4シリーズが10月期に放送されることが21日、分かった。米倉は14年放送の第3シリーズが最後のつもりでいたが、2年ぶりの“復活”。「私、失敗しないので」の名ゼリフが戻ってくる。

 米倉は「今まで連続ドラマの同じシリーズを何回もやることがありませんでした。期待されても、ちゃんとお応えできる自信がなかったんです。でも、大門未知子は好きな役ですし、続けていくことでまた新たなステップを踏めるのかなと感じています。新しい気持ちで取り組めたらいい」と第4シリーズへの心境を語った。

 さらに、「またやってほしい」と直接、言われることもあったといい、病院に行くと医師から「あっ、大門先生」と言われたり、ふざけて「大門先生へ」と書かれた診断書を渡されることもあった。

 同作は12年の第1シリーズから14年の第3シリーズまで毎年放送された。第1シリーズの期間平均視聴率は19・1%、第2シリーズは同23・0%、第3シリーズも22・9%の高視聴率を記録するなど、同局のヒット作となっている。米倉演じる孤高の天才外科医が、白い巨塔と呼ばれる病院内のさまざまな壁や強敵に立ち向かい、最後はスカッと解決する勧善懲悪なストーリーが魅力だ。

 米倉は、第4シリーズでは「嫌だという感情が顔に出るくらいのお芝居をしてくださる方に、強敵として現れてほしい」と期待した。また「やりながら、自分らしいというか、ストレスのない役というか、周りのスタッフ、キャストもそう。私にとっては居心地のいいドラマ。そこで甘んじられないところも好きな作品」と2年ぶりの放送を喜ぶと同時に気も引き締めていた。