英国人の父と日本人の母を持つタレント、ハリー杉山(31)が24日、休暇で滞在していた英国から、日刊スポーツの電話取材に答え、EU離脱が決まった瞬間のロンドンの様子を明かした。元ニューヨーク・タイムズ東アジア支局長の父譲りのジャーナリズムの血が騒ぎ、結果が分かってきた午前4時から街頭インタビューした。

 「ロンドンは残留派が多く、朝帰りの人たちも先行きを不安がっていました。ただ、空港までのタクシーの50代運転手さんは『今日は英国の独立記念日だ! 移民問題よりも、ギリシャなどの負債を抱え続けるのは嫌だからだ』と離脱派の理由を話していました」。11歳から18歳まで英国にいた杉山は「僕は残留派なのでショックです。デーリー・ミラーなどの大衆紙が離脱派で、カリスマ性あるジョンソン前ロンドン市長の主張が、お祭り的に広がっていったのが勝因。それにしても想定外の結果です…」と声のトーンを落としていた。