女優松井玲奈(24)が、23日から東京・天王洲銀河劇場で上演されている主演舞台「新・幕末純情伝」について、「報道されているような色のついたお芝居ではない」と強調した。

 「新・幕末純情伝」は、劇作家つかこうへい氏の七回忌を記念して上演される作品で、「沖田総司は女だった」という設定の同氏の代表作。

 沖田総司役を演じる松井は、共演の俳優味方良介(23)に胸をもまれたり、坂本龍馬役のお笑いコンビNON STYLE石田明(36)とキスシーンをしたり、「女のアハンアハンの最初の3分は、本当は感じていないの」といったきわどいセリフを発したりと、体当たりで演じた。

 だが本当の見どころである鋭い殺陣などではなく、「松井が胸を揉まれる」「松井がキスシーンを演じる」といった部分ばかりが話題になってしまっている部分もあり、ネット上には、舞台をよく知らない人々から、松井を揶揄するような声も上がっている。

 公演2日目を終えた松井は24日夜にブログで、「ニュースや新聞でも取り上げていただけて嬉しい限り」とした上で、「ただ、報道されているような色のついたお芝居ではないので皆さんご安心を」と強調した。

 松井は「間違った事が広がるのはどうにもこうにも切ないのです、、、だからこそ、何か物申したい方はぜひ一度この作品に触れてからよろしくお願いします」と呼びかけて、「伝わらなかった場合は、完全に私の力不足でございます」とつづった。