演歌歌手杜このみ(27)が25日、東京・千代田区のサウンドインスタジオで、人生初の公開レコーディングを行った。

 4月発売の新曲「鴎の海峡」のカップリング曲を変えたバージョン2種類を8月31日に発売することになり、ファン30人を招待して実施した。

 「とにかく初めてのことなので最初は緊張した」という。だが、至近距離にファンがいることで、まるでステージで歌唱しているような気持ちになったという。「スイッチが入ったというか気合が入った。いつもよりも良かったです」。

 2日で27歳になった。「あっという間に、デビューから4年目です。これからはいろんなジャンルの曲を歌える演歌歌手になりたい」と目標を掲げた。感性が豊かになるようにと、映画を見たり本を読んで、主人公の世界観に浸っているという。遊びには目もくれず「歌うことで精いっぱい。芸道まっしぐらです」と前を向いた。

 今後の目標を聞くと、「鴎の海峡」の曲タイトルとかけて「カモメのように上へ羽ばたいていきたい」と胸を張った。

 2種類の新バージョンは「赤盤」と「緑盤」。「赤盤」には、尊敬する美空ひばりの代表曲「真赤な太陽」と、南こうせつの「夢一夜」を収録。「緑盤」には民謡の「津軽じょんから節」と「秋田長持唄」を選んだ。

 この日のイベントは、杜が木曜パーソナリティーをを務める、文化放送「走れ!歌謡曲」の企画として実施した。