秋元康氏(58)小室哲哉(57)つんく♂(47)HKT48指原莉乃(23)の4人が、東京・代々木アニメーション学院のプロデューサーに就任することが28日、発表された。4人は、同学院のアニメやエンターテインメントを融合させた新しいコンテンツ作りや、将来性のある人材の発掘をサポートする。4月から同学院の名誉学院長兼総合プロデューサーに就任している秋元氏は「アイドルオーディションでは会えなかった、新しいタイプのクリエーティブ人に出会えるかもしれない。楽しみ」と就任理由を話した。

 90年代の音楽シーンを席巻した小室、00年前後にモーニング娘。らを育てたつんく♂、最近10年をAKBなどでアイドルブームを築いた秋元氏。希代の仕掛け人が一堂に会する。さらに、HKT48劇場支配人や舞台演劇の座長、映画監督まで幅広く活動するトップアイドルの指原も参加。夢のカルテットが専門学校の“先生”として、次代のクリエーターたちを育てるというわけだ。

 小室は「SNS全盛の今では、一夜にして世界を席巻できるかもしれない。いろんなアイデアを提案できる場が、この学院にはある」。つんく♂は「新しい次代に対応できる専門家が育つためのお手伝いをしたい」。中学時代は引きこもりだった指原は「何か変わらなきゃと自分で行動したのがAKB48のオーディションでした。8年前の自分のような人を応援したい」と話した。

 まずは、同学院で4人によるパネルディスカッションを近日中に開催する予定だ。