渡辺謙(56)主演映画「怒り」(李相日監督)の初日舞台あいさつが17日、東京・TOHOシネマズ日劇で行われ、俳優妻夫木聡(35)が観客からの質問を受け付ける「ティーチイン」のコーナーで、女優マイコ(31)との結婚をいじられた。

 劇中の「大切にしているものが多すぎる」というせりふにかけて、ファンから「今、一番大切なものは何ですか?」と芸能リポーターばりの絶妙な質問が飛んだ。妻夫木はマイコの名前こそ出さなかったが、「やっぱり人ですかね。家族や友達や仕事仲間。人と人とのきずながなければ、いいものが生まれないし、家族にとっても、仕事だとしてもそう。感情と感情がぶつかる瞬間を特に大切にしている」と返答した。すると綾野剛が妻夫木に「人もそうだけど、愛というものに対し、相対的にテーマを持っていらっしゃると思います」と冷静に突っ込み、笑わせた。

 イベントでは公開を記念し、鏡開きと乾杯が行われた。乾杯では、お祝い続きの妻夫木を気づかってか、渡辺から妻夫木に音頭を取るよう求めた。妻夫木は「むちゃぶりするんですよ。打ち合わせをさんざんしたのに」と苦笑いしながらも、元気な乾杯の声でイベントを締めくくった。

 ほか森山未来(32)松山ケンイチ(31)広瀬すず(18)宮崎あおい(30)李監督が登壇した。