俳優本木雅弘(50)が3日、東京・渋谷のユーロライブで主演映画「永い言い訳」(西川美和監督、14日公開)のトークイベントに出席した。

 ファンへのサプライズとして、イベントには本木の義母で女優樹木希林(73)も出席。「イベントに身内が来るなんで、よほど友達がいない俳優なんだね」と言われ、本木は「宣伝部の仕込みですよ」と苦笑いで返した。

 樹木が「もちろん、あなたに頼まれたんじゃなくて、宣伝部に頼まれて来たんですよ」と憎まれ口をたたくなど、ファンの前で「内田家」の言い争い? をかいま見せていた。

 本木演じる作家が、黒木華演じる愛人との情事中に、妻が事故死することなどから表面化する、人間の暗部を描いた。樹木は本木に対し、「西川監督に出会って、俳優としてほころびて破れていくところを摘んでもらった感じ。いろんなほころびがジワジワと出てきて、20、30年は…生きていればね、(俳優として)営業できるかなと期待してます」と、毒舌交じりに期待を寄せた。

 イベントは西川監督を含めた3人が、ファンから募集した質問に答える形でトークを繰り広げた。「変な男をつかまないためには?」という質問には、樹木が「お互い、引き合ってるんじゃないの?」と回答。本木が「(夫の内田)裕也さんの中に自分を見るんですか?」と突っ込むと、樹木が「そっくりです。表向きは向こうが破天荒で、私が一生懸命に尽くしてるように見えるけど、破れ具合は私の方がすごい」と明かし、爆笑を誘った。