市村正親(67)が19日、東京・帝国劇場で最後となるミュージカル「ミス・サイゴン」初日の本番前に取材に応じた。

 市村は「ミス-」初演の1992年からエンジニア役で出演。上演回数1372回のうち810回も出演したが、14年の公演は胃がんのため途中降板。今回が復活と同時にエンジニア引退を決めた最後の公演になる。

 市村は「体調はいい。4年後のスケジュールはオリンピックがあるから決まってないけど、その時に元気だったら『リターン』もあるかも」。初演では1年半もロングランした。「(本田)美奈子も一緒だったけど、美奈子がやりたくて仕方なかった『ミス・サイゴン』、お前の分も頑張るぞっていう気持ちです」。