離婚に向けて、妻アンジェリーナ・ジョリー(41)が6人の子供たちの一時的な単独親権を獲得。子供たちを訪問する権利が与えられたブラッド・ピット(52)だが、長男のマドックス(15)だけが、ピットに会うことを拒否したと報じられている。

 内部関係者がUSウィークリー誌に明かしたところによると、ピットは久しぶりの子供たちとの面会を最高に有意義なものにしたがっていたという。しかし、今月8日、ロス市内に夫妻が所有する家の一つでピットと子供たちが集まった際、長男のマドックスだけが出席を拒否。

 ジョリーと親しい関係者は、「彼はアンジーと一緒にいることを選んだ」と語っており、セラピストによる監視のもとで行われたピットと子供たちの初めての面会は、喜びに満ちたものとはならなかったようだ。

 先月14日、自家用ジェット機内で争いになり、ピットがマドックスに暴力を振るったとの疑惑が引き金となり、ジョリーは先月19日、離婚申請するとともに子供たちの単独親権も要求。しかし、双方の一時的な取り決めで、ピットは1ヶ月近く子供たちとの面会を待ち、子供たちはその間、セラピーを受けていたという。

 関係者によると、ジョリーが02年、ピットとの関係がスタートする2年前に養子縁組したマドックスは、ジョリーと非常に親密だという。「彼は自分をブラッドの息子だとは思っていない。ブラッドには2度と会いたくないと思っている」と語っている。ジョリーの関係者によると、ピットは長男が欠席したことを真剣に受けとめているという。ジョリー自身は子供たちの安全が保証されれば、ピットと子供たちによい関係を維持して欲しいと願っているようだ。(ニューヨーク=鹿目直子)