覚せい剤取締法違反(使用、所持)罪などで14年に懲役3年(執行猶予4年)の判決を受けた歌手のASKA(58)が、年内発売を目指していた制作中の新アルバムについて、トラブルのため発売が来年1月ごろになりそうだと明かした。

 ASKAは自身のブログで新アルバム制作の進捗(しんちょく)状況をたびたび報告してきた。21日には「Mixが、やっと7曲終わりました」とのタイトルで更新。「後、6曲です」といよいよ大詰めとなったことを報告したが、「ところが、ここにきてあり得ないトラブルを抱えてしまいました」と明かし、「お伝えするのは控えますが、このトラブルは重大でありまして、これによってリリースは1月が濃厚になってしまいました。縁起を担いでの1月リリースは珍しくないので、それも良しとしなくてはなりません」と発売が遅れそうであることを明かした。

 また最終段階となるデジタルリマスタリングを控え、「しかし、ここでもコンプライアンスの壁が立ちはだかりました。マスタリングを受けてくれる会社がないのです」という。ASKAおよびCHAGE and ASKAの楽曲・映像および関連商品は14年5月に回収・販売中止となっている。

 ASKAは「それでも諦めずになんとかやってみます。何とかなるでしょう。いつも最後はそうですから。13曲入りのアルバムです。どうか、待っていてください」とファンに呼びかけた。