オリエンタルラジオの中田敦彦(34)が、不倫を報じられた芸能人らを厳しく批判するようになったきっかけを明かした。

 中田は23日放送のラジオ番組「土田晃之 日曜のへそ」にゲスト出演。情報番組にコメンテーターとしてレギュラー出演し、今では“新ご意見番”などと言われるようになったが、自身は「こんな言い方すると誤解を招くかもしれないですけど、言ったらビジネスですよね。『不倫はダメだ』って言う立ち位置をとる人間が少ないので」と裏事情を明かした。

 そのきっかけとなったのが、TBS系「白熱ライブ ビビット」で共演するテリー伊藤だったという。自身がお茶を濁すような曖昧なコメントしかしていない一方、さまざまな問題に舌鋒(ぜっぽう)鋭く切り込むテリーの姿に「僕、もうあと半年で切られるな」と思い、「テリーさんが言わないことを言わなきゃ」と思い至った。そしてテリーを観察し、不倫ネタの際に物言いが鈍ることを見つけたのだそうだ。

 「だから僕は『あ、ここだ!』って思って。そこで僕がハッキリ言おうと思って。だから、ポジショニングですね」と語った。

 そしてテリーから「不倫コメンテーター」と呼ばれるようになったが、自身は芸能人にとって“もろ刃の剣”でもあるコメンテーターを続けることに複雑な思いもあるという。「だから僕も、なんとなく行って、なんとなくかわして帰っておきたかったんですけど、一発撃っちゃうとダメですね。『ああアイツ、ヒットマンじゃん』ってなってからはすごいですよ、俺のカンペが激アツで。もうテリーさん差し置いて『これは中田』みたいな」と、すっかり厳しい意見を求められる立場になってしまっていることを明かした。