俳優で歌手のチャン・グンソク(29)が、サウンドプロデューサーBIGBROTHERとユニットを組んだ「TEAM H」のツアー公演が27日、横浜アリーナで行われた。

 「TEAM H PARTY Monologue」と題したステージに立ったグンソクは、会場を縦横無尽に走り回りながら客席と一体化。「4年ぶりの横浜! 元気だった~。会いたかった!」と呼び掛けてアリーナ全体を鼓舞。「Mystory」「Saveme」「Paradise」などアンコールを含む27曲を披露してウナギ(ファンの呼称)を喜ばせた。

 今秋は大阪、横浜で4度のライブをこなしたが、グンソクはMCで「重大発表があるとした上で、12月15、16日に東京・代々木第1体育館で追加公演を開催することも発表した。

 「うなぎの皆さんのおかげです。一緒に冬を温かく過ごしましょう。代々木で遊ぼう」と笑顔で呼び掛けた。

 韓国・漢陽大学在学時からの友人であるBIGBROTHERと音楽ユニットを結成して7年の月日が過ぎた。曲の合間には学生時代の思い出話にも花を咲かせた。

 グンソクは「これからどうしたい」と2人の将来について相方に質問。BIGBROTHERは「ずっとこのままでいたいよね。一緒にライブの準備をして、こうして日本に来て、みんなの前で歌って。このままが一番楽しいんだよ」と神妙に語った。固い絆で結ばれていることを実感したグンソクも「おれも同じだよ」と少し照れた表情で返した。

 一方でBIGBROTHERは出会った当時のグンソクの印象については辛口で表現。「19歳のころのグンちゃんは悪ガキだったよな。初対面の印象は良くなかった。自分は模範的生徒たったけどね」といたずらっぽく、若い時代のエピソードも披露していた。