お笑いタレントのチャンス青木さんが先月29日に心不全で亡くなっていたことが6日、分かった。72歳だった。

 所属の漫才協会によると、先月22日、東京・浅草公会堂で行われた「漫才大会」では非常に元気な様子で登場し、コントを披露していたという。だが、同26日に体調を崩し、29日に都内の自宅で亡くなったという。後日、出張から自宅に戻った妻が自宅で倒れている青木さんを発見した。葬儀・告別式は近親者で行った。来年2月、東京・足立区内の青木さんゆかりの場所で、「しのぶ会」を執り行う予定。

 青木さんは77年、斎藤チャンスと「Wチャンス」を結成。以前は「青木チャンス」という芸名だったが、08年にチャンス青木に改名。漫才協会の理事を務めたこともあり、同協会所属の後輩、ナイツのネタの中でしばしば登場し、改名についてイジられていた。

 この日未明、同協会所属で元Wコロンの木曽さんちゅう(46)がツイッターを更新。「訃報です。チャンス青木師匠が亡くなられたそうです。あのいつもハイパーなチャンス師匠が…信じられません。ご冥福を心よりお祈りし足します」と報告し、「僕が漫才協会に入って以来、ずっと変わらず気に掛けてくれて、本当にありがとうございました」とつづった。