究極の美を追い求めるファッション業界の裏側に渦巻く欲望を、白昼夢のような幻想的かつきらびやかな映像で描いた衝撃のサスペンス「ネオン・デーモン」(1月13日日本公開)。美しすぎる映画と話題沸騰中の本作だが、エル・ファニング(18)、ジェナ・マローン(32)、ベラ・ヒースコート(29)、アビー・リー・カーショウ(29)の4人の個性派美人女優が出演している。

 正真正銘の美少女ジェシーを演じるエル・ファニングは、姉ダコタと出演した「I am Sam アイ・アム・サム」(01)で映画デビュー。本作の撮影中は弱冠17歳、田舎出身のモデルだった女の子が一躍トップへと登っていく姿が、エルそのものの女優としてのスターダムに上っていく姿とリンクする。

 ジェシーのモデルへの夢を応援する謎めいたメーキャップアーティスト・ルビーを演じるジェナ・マローンは、12歳で「冷たい一瞬を抱いて」(96)で映画デビュー。「イントゥ・ザ・ワイルド」(07)、「ハンガー・ゲーム2」(13)のジョアンナ・メイソン役で注目を浴びた。

 売れっ子だが実は全身整形を繰り返す偽りの美を纏ったモデル・ジジ役のベラ・ヒースコート。無機質に見据える場面写真の姿とは裏腹に、そのキュートな私服やメークの高いセンスの面でも注目を集めている。「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の続編をはじめ数々の出演作品の公開が控える。

 そのジジのモデル友達で新人のジェシーに執拗(しつよう)なジェラシーを抱くサラを演じるのは、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(15)での活躍が記憶に新しいアビー・リー。フェンディ、YSL、シャネルなどさまざまなブランドの広告を務める人気モデルの彼女は、劇中でも一流モデル出身の本領を発揮し、圧倒的な緊張感を醸し出す。【ハリウッドニュース編集部】