俳優鈴木亮平(33)が西郷吉之助(隆盛)役で主演する次期NHK大河ドラマ「西郷どん」(来年1月スタート、日曜午後8時)の出演者発表会見が27日、東京・渋谷の同局内で行われた。吉之助の幼なじみで、生涯の盟友でありライバルとなる後の大久保一蔵(利通)は、瑛太(34)が演じる。

 瑛太は祖母が西郷家の血を引いていることを明かし、「今回『西郷どん』が発表されたときに、あ、俺じゃないんだって思いました」と笑いを誘った。大河ドラマの撮影は08年の『篤姫』で経験しているが、「1年2カ月大変なこともあるけど、今思い返せばいい思い出ばかりで、ステップアップというか、階段を昇れた記憶がある。今回大久保利通を演じて、僕は俳優として次のステップに進みたいと思います」と、役者としての成長を誓った。

 鈴木とは初共演になるが、駅のホームで見かけたことがあるといい、「こんなにホームに存在感のある方がいらっしゃるのか、というのが記憶に新しいのですが」と笑わせた。クランクインは夏頃を予定しているが「予定調和ではない、お互いが培ってきたものを芝居で感じられるような関係を築いて、西南戦争まで紆余(うよ)曲折がありながらも、パートナーとしてやっていけることを楽しみにしています」と話した。