お笑いコンビ、ピースが31日、東京・ラフォーレミュージアム原宿で、「ピーストークライブ~原宿へようこそ~Vol.21」を、600人を集めて開いた。

 今月から綾部祐二(39)が活動拠点を米国ニューヨークに移すため、2人での活動は、これが最後。

 舞台には、先に又吉直樹(36)が1人で登場。綾部は音楽に乗って、客席後方からファンと握手しながら登場した。サングラスに黒のレザージャケット、黒いちょうネクタイに星条旗を手にした綾部は「このジャケットは、レッドカーペットを歩くために1年前に購入しました。いつか、この衣装でアメリカでレッドカーペットを歩きます」と話した。

 綾部は「2人で、そろって話すのは今日が最後。しばらくお会いすることはない。ちょっくらアメリカに行って、スターになって帰ってきます。先のことは予測がつかないので、もしかしたら日本にすぐ帰ってきて謝罪ライブをやるかもしれません(笑い)。あくまでピースとして、大きくなって帰ってきたい」。明日2日のテレビ東京系「追跡LIVE! Sports ウォッチャー」(午後11時58分)の生出演で、綾部は日本での活動にピリオドを打つ。テレビのオンエアは10日が最後になる。

 ニューヨークへの出発について「すぐに行って家を探して、いったん、帰って来ようと思ってたけど、ちょっと予定が狂って遅れている。一時帰国したときは、ディズニーランドや大江戸温泉、京都観光、長崎のハウステンボスに行ってみたいけど、ダメですかね。写真誌に狙われちゃうかな」。又吉は「それ、日本に観光に来る外国人やないか」と突っ込んだ。

 綾部は「ニューヨークでジャンクフードばっかり食べていたら、太ってしまうので自炊する。そのために、今は『レタスクラブ』や『オレンジページ』を読んでいる。あとは先生(又吉)から月に2000ドル、日本円で20万円くらい仕送りをしてもらえば大丈夫」と自信を見せた。

 綾部は、出川哲朗(53)が中心となって、ロッチ中岡創一、さまぁ~ず三村マサカズ、ずん飯尾和樹らに送別会を開いてもらったことを明かし、「だんだん、プレッシャーがかかってきた」。又吉は「スーパーMCになって、番組に呼んでくれ。顔を青く塗って、白装束で“ジャパニーズ幽霊”として出演する」。綾部は「ちょんまげ結って、すしを持って“すしでござる”か“天ぷらニンジャ”をやるかもしれない。それを経て、レッドカーペットへたどり着ければいい」と笑った。

 綾部には「自分の中には両親それぞれ、『調子に乗りやすい父親』と『それをいさめる母親』の2人が半分ずついる。アメリカで父親の部分の方が育ったら、すごいオーバーアクションの化け物みたいなやつなってしまうと思う」。又吉も「ピースの存続が難しくなるのは、綾部の中からお母さんがいなくなったら時か、ドラッグに走って顔面タトゥーになった時」。綾部は「酒も飲めないくらいだから、ドラッグは大丈夫だと思うけど、母親がいなくなると危ない。父親と母親と“3人”でニューヨークに行ってきます」と話した。