嵐の相葉雅紀(34)が2日、東京・台場のフジテレビで行われた同局系主演ドラマ「貴族探偵」(17日スタート、月曜午後9時)の記者会見に出席した。同局月曜午後9時台放送の連ドラ「月9」枠が今月でちょうど30周年を迎え、同局にとっても節目の勝負作。プレッシャーがかかる中で、意気込みを語った。

 貴族風の衣装で、白馬がけん引する馬車に乗って登場。武井咲(23)生瀬勝久(56)中山美穂(47)ら共演者を見渡し「これだけすばらしい皆さんといられることがすごく光栄です」とあいさつした。

 昨年大みそかにはNHK紅白歌合戦の白組司会に単独で初挑戦した。「今振り返ってみると、相葉くん、すごいっすね」と笑いを誘いつつおどけた。ソロでの話題となる仕事が続き「考えれば考えるほどプレッシャーも出てきますが、自分ができることを全力で頑張ることが務めだと思います。『月9』は物心つくようになってからずっとやっていましたし、すごく光栄なこと。こんな機会は一生ないと思うので、勉強させていただきます」と笑顔で誓った。

 今年1月期の「月9」ドラマ「突然ですが、明日結婚します」は初回視聴率8・5%、最終回6・0%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。局内からも「貴族探偵」への期待は大きい。その分重圧もかかっている。関係者によると、相葉は現場に高級サンドイッチを差し入れたり、深夜まで撮影が続いた際におにぎりを手配したりと、雰囲気をまとめようと尽力しているという。節目の主演という責任感を胸に、日々真摯(しんし)に撮影に臨んでいく。【横山慧】