女優の工藤綾乃さん(20)の自宅マンションに合鍵で侵入したとして、住居侵入罪に問われたマンション管理会社の元社員檜山中被告(50)に、東京地裁は25日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。

 有賀貞博裁判官は「居室に侵入して室内を物色したほか、盗撮用カメラを設置するなど犯行は卑劣だ」と指摘。被告は17日の初公判で起訴内容を認め「好奇心から私生活をのぞき見したかった」と述べた。

 判決によると、被告は1~2月、東京都文京区の工藤さんの自宅に2度にわたり合鍵で侵入した。設置した小型カメラに工藤さんが気付き発覚した。