女優柴咲コウ(35)が主演し、14日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第19話の平均視聴率が、関東地区で13・6%だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は14・3%だった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 14日の回は、近隣の領主である近藤康用(橋本じゅん)が井伊直虎(柴咲コウ)のもとを訪れ、領内の山の木々を井伊の者に盗まれたと訴え出る。直虎は近藤の者の仕業ではないかと言い返し、2人は疑いを晴らすため、ともに盗伐のあった現場に向かう。荒らされた現場を検証していく直虎たちは、近藤領内だけでなく井伊領内の木々も盗まれてしまっていることに気づく。見張りをつけて山狩りをする両家はついに犯人を捕らえる。しかしそれは以前、直虎に人集めの知恵を授けた旅の男(柳楽優弥)だった。男の処分を井伊家で行うことになり、中野直之(矢本悠馬)と小野政次(高橋一生)は打ち首を主張。しかし、男を殺したくない直虎は労役をさせてはどうかと言う。直虎と政次は、男の処分を巡って意見を対立させるが、男が牢から脱走してしまう。そんななか、亡き井伊直親(三浦春馬)の娘と名乗る者(髙橋ひかる)が訪ねてくる、という内容だった。