真島秀和(40)真田麻垂美(39)鈴木仁(17)駒井蓮(16)が17日、映画「心に吹く風」(ユン・ソクホ監督、6月17日公開)完成披露舞台あいさつに出席した。

 同作は「冬のソナタ」を手掛けたユン監督の劇場映画デビュー作。北海道の雄大な自然を背景に、初恋を忘れられない大人の男女の恋の行方を描いた純愛ものだ。

 真田にとって01年の出演映画「忘れられぬ人々」以来16年ぶりとなる女優復帰作。「監督が役者の感情を引き出してくれるので、身をゆだねて引っ張ってもらいました」。真田演じる春香は活発で天真らんまんな女性。「そのへんを意識して撮影の半年前から朝昼晩と3食しっかり食べ続けたら、10キロ太ってしまいました」と役作りエピソードを笑顔で語った。

 真島演じる日高リョウスケの高校時代を演じた鈴木は、これが俳優デビュー作。「難しいことばかりでした」と振り返り、春香の高校時代を演じる駒井との距離感を監督からアドバイスされたという。「恋人同士に見えるように普段からコミュニケーションを取るように言われましたが、人見知りなので最初は大変でした。北海道も始めてで全てが初めてでしたが、楽しめました」。

 舞台あいさつでは、出演者たちが、来月還暦を迎えるユン監督にサプライズで赤いちゃんちゃんこなどをプレゼント。ユン監督は「私は若く見せたかったのですが、ばれてしまいました」と笑顔を見せた後、「ありがとう」と日本語で感謝の言葉を口にしていた。