サッカー・ワールドカップ(W杯)初戦で、日本代表がコロンビアに2-1で勝利した。24日(日本時間25日)に行われる第2戦の相手は、同じく初戦に勝ち、勢いに乗るセネガル。セネガル出身で、日本で外国人タレントとして活躍するジャーニュ兄弟が日刊スポーツの取材に応じ、日本を認めつつも「セネガルが勝つ」と宣言した。

 弟のウセイヌ(44)はTBS系「世界くらべてみたら」、テレビ朝日系「世界が驚いたニッポン!スゴ~イデスネ!!視察団」などに出演。195センチの長身で地元の文化を日本に紹介している。「クーデターの起きたことのない治安のいい国。ピーナツ栽培と漁業が盛んで近年石油が見つかりこれから大きな発展をとげる。日本には500人くらいセネガル人がいるけど、何かあったらみんな助け合います」と説明した。

 外国人タレントが多数いる稲川素子事務所所属。父はイスラム教指導者でセネガル代表も大試合の前には祈りをうける。18歳の弟は、サッカーでセネガルの年代別代表になったほどでプロを目指している。19日は日本テレビ系「FIFAワールドカップデイリー」の生放送で明石家さんまらと共演し「その後パブリックビューイングでワクワクしながら試合を見ました」。

 日本代表について「監督を代えたのが当たり。日本人のことは日本人が一番よく分かる。コロンビア戦で西野監督は大阪(セレッソ)でコンビだった香川と乾を使ったし。本田投入タイミングもよかった」と称賛。「だけどセネガルも同じ。シセ監督は初のセネガル出身監督。02年の主将でW杯経験があるし莫大(ばくだい)なギャラをとった白人の監督とは違う。出場チームで黒人監督はセネガルだけ」と胸を張る。

 勝敗予想は「日本に負けることはない。3-0か3-1でセネガルの勝ち。サル大統領も現地入りし試合前に激励している」と言い切った。【小谷野俊哉】