元乃木坂46の能條愛未(26)が、4月1日から、タレント鈴木奈々(32)らが所属する芸能事務所ツインプラネットの女優部門、ワイルドプラネットに移籍していたことが、16日までに分かった。このほど日刊スポーツの単独インタビューに応じた。乃木坂46で培った度胸や豊富な舞台経験を生かし、ソロの女優として本格的に始動する。また歌舞伎俳優の中村橋之助(25)との熱愛報道を受け、交際を認めた上で「反省しています」と語った。

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先月31日をもって、乃木坂46在籍時から所属していた乃木坂46合同会社を退社し、今月1日から移籍した。「本当に外に出て1人でやっていくんだ、という不安もありますし、希望もあります」と話した。昨年9月ごろ、乃木坂46合同会社のスタッフに退社の意思を伝えた。「16歳からお世話になった方なので、『本当に大丈夫なのか』って心から心配してくださいました。総合プロデューサーの秋元(康)先生にも感謝しています」と伝えた。

11年8月に1期生として乃木坂46に加入。18年12月に卒業した。在籍中から歌唱力や演技力に定評があり舞台経験を積んだが、卒業後も積極的にオーディションで役を勝ち取り、多数の作品に出演した。「アイドルという肩書があったからいただけていたお仕事もやっぱりあったと思うし、アイドルを辞めたらまずは皆さんと対等に戦えるレベルにならないと、と思っていちからオーディションを受けました」と明かした。

特に俳優生瀬勝久(60)が演出を手掛けた昨年上演の舞台「グッドバイ」が印象的だという。「第一線で活躍されている方々ばかりで、今まで指摘されたことのないようなこともダメだししていただきました。ごまかしていた部分があったし、好きだけで続けているんじゃダメだ、と痛感しました」と振り返った。

幼少期から女優を志していたが、7年4カ月のアイドル生活からも、多くのことを学んだという。「こんな私でも、『能條さんがいてくれたから、人生に希望を持てるようになった』と言ってくださるファンの方がいて。素晴らしい職業だと思います」としみじみ。独特なリアクションで、バラエティー番組でも活躍した。「恥じらいとかを捨てて、吹っ切る力というか、飛び込む勇気を得ました」と感謝した。

移籍直後の今月8日には熱愛報道もあった。「こんな大事なタイミングで、本当にお騒がせしてしまったことを申し訳なく思っています。軽率な行動で、反省しています」と述べた。中村との交際は認めた上で、「今後は自覚と覚悟をより一層持って、しっかりお仕事を頑張っていきたいと思います」と誓った。

今後はソロの女優としてさらに貪欲に活動していく。既に出演が決まっている作品もあるという。「まだまだ自分も知らない引き出しが眠っていると思うので、舞台、映像問わず、頑張っていろんな部分を引き出していければと思います」と意気込んだ。「見ている人にすごく嫌われるような悪役とか、サイコパスな役をやってみたいです」と意欲を示した。 【横山慧】

◆能條愛未(のうじょう・あみ)1994年(平6)10月18日、神奈川県生まれ。11年8月乃木坂46に1期生として加入。12年2月のデビューシングル「ぐるぐるカーテン」で選抜入り。18、19年上演ミュージカル「少女革命ウテナ」で主演。163センチ。血液型A。