King&Prince神宮寺勇太(23)が、舞台「葵上」「弱法師」(11月8日初日、東京グローブ座など)に主演することが13日、分かった。舞台単独主演でストレートプレイ初挑戦となり、女優中山美穂(51)とタッグを組む。

三島由紀夫の代表作「近代能楽集」が原作。「葵上」では神宮寺が美貌の青年若林光を演じ、中山が光のかつての恋人、六条康子を演じる。「弱法師」では神宮寺が戦火で視力を失った青年俊徳を、中山は俊徳を救おうとする調停委員、桜間級子役を務める。佐藤みゆき(37)金井奈々(18)篠塚勝(63)らも出演。

神宮寺は19年から2年間ミュージカル「DREAM BOYS」でメインキャストを務めるなどジャニーズタレントが多数出演する作品に出演経験はあるが、“外部”の舞台には初挑戦となる。演出を手掛ける宮田慶子氏からは「純粋さと毒気を描きだしてくださることを楽しみにしています」と期待を寄せられた。

神宮寺は「初めて単独での主演舞台をやらせていただくことを聞いた時、心臓のビクン! とする音が聞こえました」と明かし、「決して簡単ではないと思いますが、この2つの作品を演じ切ることができた後に、演じることの楽しさや表現の幅が広がっているように、全身全霊で稽古に臨みたいです」と意気込んだ。16年の「魔術」以来5年ぶりの舞台出演となる中山は「丁寧に思いを込めて演(や)らせていただきます」とコメントした。