東京都港区の自宅で覚せい剤を使用したとして、覚せい剤取締法違反の罪に問われた女優大空真弓の長男で元俳優中田元博被告(33)に、東京地裁(戸苅左近裁判官)は16日、懲役1年4月(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 中田被告は初公判で起訴事実を認め、証人出廷した大空も被告を監督することを誓ったが、検察側は論告で「再犯の恐れは極めて大きい。母親の監督にも期待できない」と指摘していた。

 中田被告は2002年、覚せい剤の所持や使用で逮捕され、起訴後の保釈中に自宅で覚せい剤に手を出して再び逮捕された。同年4月、東京地裁で執行猶予付きの有罪判決を受け、確定した。

 起訴状によると、中田被告は03年10月12日ごろ、港区の当時の自宅で覚せい剤を吸引して使用した。