沢田研二とザ・ワイルドワンズが合体した新バンド、ジュリー

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 ザ・ワイルドワンズが24日、東京・銀座山野楽器本店で1日店長を務めた。一世を風靡(び)したワイルドワンズとはこんなバンドだった。

 ◆ザ・ワイルドワンズ

 60年代にビートルズが世界的に人気を集めたことなどから日本でも60年代にいわゆるグループサウンズ(GS)がブームとなり、次々とバンドが結成され、デビューを果たした。スパイダース、寺内たけしとブルージーンズに参加していた加瀬邦彦が呼びかけ66年7月に結成されたのがワイルドワンズ。結成時のメンバーは加瀬以外に島英二、鳥塚しげき、植田芳暁。バンド名は加瀬の慶大の先輩で親交があった加山雄三が「野生児」の意味で命名した。同年11月に「想い出の渚」でデビュー。沢田研二が所属するタイガースなどとともに人気を集めた。

 シングル17枚、アルバム10枚を発売して71年に解散。81年に再結成し「加瀬邦彦とザ・ワイルドワンズ」と改名した。「白い水平線」で再デビューを果たし、シングル10枚、アルバム8枚をリリース。06年11月2日に東京・日本武道館で結成40周年記念コンサートを行い、約1万人の同世代のファンを集めた。代表作に「愛するアニタ」「幸せのドアー」など。

 [2010年3月24日19時11分]ソーシャルブックマーク