TBSホールディングスが13日発表した2010年3月期連結決算は、広告収入の落ち込みが響き、純損益が23億円の赤字となった。連結決算の公表を始めた01年3月期以来、通期での純損失の計上は初めて。

 不況の影響で企業からの広告出稿が減ったことに加えて視聴率が低迷、放送事業の収入が大きく落ち込んだ。売上高は前期比5・7%減の3512億円だった。

 11年3月期は番組制作費などコスト削減を進め、売上高が3490億円、純損益は38億円の黒字転換を見込んでいる。

 [2010年5月13日20時7分]ソーシャルブックマーク