数々の名曲を残し08年12月6日に急性心筋梗塞(こうそく)で亡くなった作曲家遠藤実氏(享年76)の三回忌法要が6日、都内のホテルで行われた。遠藤実歌謡音楽振興財団の取材で行われ、「ギター仁義」の北島三郎、「高校三年生」の舟木一夫、「星影のワルツ」の千昌夫、「先生」の森昌子、「雪椿」の小林幸子、「みちづれ」の牧村三枝子、「ソーラン渡り鳥」のこまどり姉妹、「こまちゃうナ」の山本リンダを始め、橋幸夫、五木ひろし、三船和子ら数多くの歌手など約350人が参列した。五木は「陽の当たらない歌手に手を差しのばしてくれる優しい先生だった。私を含め、今ある歌手はチャンスを与えてくれた先生のおかげ」と話した。歌手代表として壇上に立った北島が、千やこまどり姉妹を呼び寄せ、爆笑の思い出話を引き出すなど、会場は終始、なごやかな雰囲気に包まれていた。

 [2010年12月6日20時10分]ソーシャルブックマーク