「心ざんばら」で最優秀歌唱賞を受賞した歌手近藤真彦(46)が、金賞(現優秀作品賞)を受賞した88年以来22年ぶりにレコ大のステージに立った。ジャニーズ勢では20年ぶりの登場で「心ざんばら」「愚か者」「ギンギラギンにさりげなく」の3曲を披露した。

 デビュー30周年の近藤は、81年に最優秀新人賞を「ギンギラ―」で、87年には「愚か者」で大賞を受賞しており、史上5人目の3冠達成。歌い終えると「また、いい歌に巡り合って『レコード大賞』に戻って来いというメッセージだと感じました。これからも歌の持つ力、元気、勇気を伝えていきたい」と話した。

 大賞を受賞した87年、母の遺骨が盗まれて大賞辞退が迫られた因縁のステージでもあった。当時を思い出したのか近藤は「古い話ですが、産んでくれたおふくろに感謝したい。墓参りで報告したいです」と言葉を振り絞った。

 [2010年12月31日6時14分]ソーシャルブックマーク