作家よしもとばななさん(46)がイタリアの文学賞、カプリ賞の今年の受賞者に選ばれたことが24日までに分かった。同賞事務局は授賞理由について「よしもとさんは詩的で繊細な小説家。同時に日本を襲った劇的な出来事(東日本大震災)に際して日本の国民が示した尊厳も表彰したい」としている。

 授賞式は7月2日、イタリア南部のカプリ島で行われる。よしもとさんは震災後の心象をつづった短編「ばらの花」を朗読する。よしもとさんは「今の日本人の気持ちや状況を、非常時における文学の力についての考察と合わせて話してこようと思っています」とコメントした。

 同賞は1987年創設。これまでにイタリア人作家の故アルベルト・モラビア氏や米政治学者のフランシス・フクヤマ氏らが受賞している。