“ご当地ソングの女王”水森かおり(37)が31日、新曲「庄内平野

 風の中」の舞台、山形・酒田市で発売イベントを行った。19枚目のシングルの同曲は6月1日発売。東日本大震災の影響で2カ月遅らせた。

 同市総合文化センターでは約450人のファンが出迎え新曲を含めた5曲を披露。米どころ庄内地方を一望できる「眺海の森」で桜を植樹した水森は、「どういう気持ちで歌が届くのか考えさせられる2カ月だった」と振り返り、「いつもの作品とは違う特別な1曲になります」と歌うことへの思いを語った。

 ゴールデンウイーク明けには、前作「松島紀行」で観光大使も務めた被災地の宮城・松島へも足を運んだ。地元の人々は笑顔で迎えてくれたといい「おみやげ屋さんもまだシャッターが閉まっていた。笑顔の裏には想像以上のことを抱えていると思う」と気遣いもみせた。

 新曲「庄内平野-」を「デビュー16年目に突入して、20年に向けての大きな1歩だと思う。歌の世界観とマッチしている」とPR。桜の木にかけて恋の花は何分咲きですか、という質問に「まだまだです。つぼみも固い状態。この木と満開になるように頑張ります」と笑った。