生活協同組合コープランド東京のホームページで、人気漫画「ONE

 PIECE」(ワンピース)の海賊版電子書籍が昨年9月から約9カ月間、閲覧できる状態になっていたことが8日、分かった。生協がHP管理を委託していた業者のミスが原因という。

 生協などによると、閲覧可能だったのはワンピースの単行本1~20巻分。無断で電子書籍化された海賊版とみられる。

 7日未明からインターネットの掲示板などで話題になり、生協HPにアクセスが集中。同日正午ごろには閲覧できなくなったため生協が調べると、委託業者の社長が所有していた海賊版を誤ってアップロードしていたことが分かった。

 指摘を受け、業者はファイルを削除。海賊版はHPから直接リンクを張っていなかったが、インターネットで検索すると閲覧できる状態だった。

 コープランド東京は「迷惑を掛け、申し訳ない。著作権侵害の可能性もあるので、出版元や著者への謝罪など対応を検討中」としている。