東海テレビ放送(名古屋市)は5日、番組制作を監視するための有識者による新機関「オンブズ東海」の委員を1日付で、名古屋大大学院の河村雅隆教授(メディア論)ら3人に委嘱したと発表した。任期は2年間。原則として年4回委員会を開き、放送基準や視聴者の意見に沿って番組が制作されているかを確認する。

 東海テレビは昨年、情報番組内で、岩手県産米のプレゼント当選者を「セシウムさん」とテロップで表示する問題があり、再発防止策を検証していた「再生委員会」が、番組制作をチェックするための新機関設置を求めていた。

 東海テレビによると、オンブズ東海の委員を委嘱したのは、ほかに名古屋フィルハーモニー交響楽団の神尾隆理事長と、愛知県弁護士会所属の橋本修三弁護士。同社からの諮問を受けない独立機関として自ら調査し、結果を視聴者や社員らに公表する権限が与えられている。制作スタッフからの内部通報も受け付け、経営への注意喚起や提言をするという。