2012年のミス・インターナショナル世界大会が21日、那覇市で開かれ、日本代表のモデル吉松育美さん(25)が優勝した。1960年にスタートした同大会で日本代表が優勝するのは初めて。

 大会後、吉松さんは「体形で勝る西洋人に勝つには自分のいい部分をアピールするしかないと思い、スピーチに力を入れた。女性は次世代のオピニオンリーダーになると思うので、自分がどのような活動をしていきたいかを話した」と勝因を語った。

 佐賀県鳥栖市出身で、今年3月には鳥栖市観光大使に就任した。スポーツウーマンで高校時代は陸上部で100メートルハードルの選手。ランニングが趣味で、今年の東京マラソンに出場し、完走した。

 この日は「夢の中なのか現実か分からなくなった。もちろん優勝するつもりで大会に臨んだが、優勝できてほんとうにうれしい」と話した。報道関係者が選ぶ特別賞「ミス・フォトジェニック賞」も受賞した。

 今大会には69カ国・地域の代表が参加。沖縄開催は本土復帰40周年などを記念したもので、1975年の沖縄海洋博で開催されて以来、37年ぶり。沖縄県側が誘致した結果、今後2021年まで毎年、同県で開催されることになった。

 ミス・インターナショナルは世界の3大ミスコンの1つとされ、今回で52回目。