欧州製作の映画「テス」「パリ、テキサス」などで知られるドイツ生まれの女優ナスターシャ・キンスキー(51)は13日付の大衆紙ビルト日曜版とのインタビューで、俳優だった父親の故クラウス・キンスキー氏からの性的虐待を恐れていたと告白した。

 それによると、クラウス氏は4~5歳当時のナスターシャさんの体を必要以上に触ったり、強く抱き締めたりした。ナスターシャは「愛情に満ちた父親の抱擁ではなく、それ以上のものだと直感した」という。

 クラウス氏は自分にとって「暴君だった」と回想。今も生きていれば「彼を監獄に送り込むために何でもする」と非難した。

 ナスターシャの姉で女優のポーラ(60)は最近、クラウス氏から長年にわたり性的虐待を受けていたことを明らかにしている。