歌舞伎俳優市川染五郎(40)が12日、東京・渋谷区のNHKで行われたBSプレミアム時代劇「妻は、くノ一」(4月5日スタート、金曜午後8時)の会見に、妻役の滝本美織(21)と出席した。

 ちょっと変わった天文マニアの平戸藩士が、結婚1月で姿を消したくノ一の妻が忘れられずに江戸に出て捜す姿を描くドラマ。昨年の舞台での事故後、復帰作となった染五郎は「ここまで出来て幸せと感じました」と満足げで、ブランクを感じず温かく刺激的な現場だったという。

 妻への一途の愛を描くが、取材陣から忘れられない恋の経験を問われると、「全部忘れられない恋としておきます」。

 滝本は「現場に染五郎さんの奥さんが来られて、妻の役なのに、どうしようと思って焦ったのを覚えています。私も忘れられない恋ができるように頑張ります」と笑顔を見せた。