80年代漫才ブームの火付け役となった伝説の寄席番組「花王名人劇場」が、6月に大阪・なんばグランド花月で、当時のプロデューサー沢田隆治氏(80)により、舞台版「平成名人劇場」として23年ぶりに復活する。大阪市内で10日、発表会見が行われ、沢田氏と、西川きよし(66)、Wヤング、宮川大助(62)花子(57)が出席した。

 6月5日に大助・花子、同6日にWヤング、同13日にきよしがファミリーを連れて公演。大助・花子は「私たちはブームの渦中、この世界に入った。沢田さんから『やめるなよ』と言われた言葉が励みになっている」と語り、5日の公演では、鳥取出身の大助にちなみ、地方出身の「田舎者」を集めて上演する。

 6日のWヤングの平川幸男(71)は「今は、年いくと、味やなしに、パワフルやないとあかんのですわ」と言い、複数のネタを披露する。沢田氏は、もともと、70年代後半、Wヤングを「大阪で一番面白い漫才」と評価し、名人劇場を企画した秘話を明かした。しかし、放送直前に、平川の相方だった中田治雄さんが亡くなり、出演は幻になっていた。

 また、3日間公演のトリを飾り、13日にファミリーで公演するきよしは、白木みのるの付き人時代、沢田氏の勧めで「てなもんや三度笠」に出演したのを機に出世しており、きよしは「沢田さんと思い出話をネタに漫才をしたい」と語っていた。