ラッパーSKY-HI(スカイ・ハイ=26)が8月7日のソロメジャーデビューを控えた1日、大阪市内で日刊スポーツの取材に応え、デビューシングル「愛ブルーム/RULE」をPRした。

 中学生の時からヒップホップが好きでラップ詞を作ってきた。「実は5年前にソロ・プロジェクトの企画書をレコード会社に出したのですが、実績や実力が足りずかなわなかった」。しかしそれ以来、様々な音楽の手法や、共演した他ジャンルのアーティストから学び、「内容でも自分しか言えないことを探し続けて来た」。満を持してのデビューとなるが「通過点です。この先にやりたいことがある」と目標は鮮明だ。

 元々陽の当たるAAAのメンバー日高光啓としての活動の傍ら、アンダーグラウンドのクラブでヒップホップアーティストとして活動してきた。「両方やると、片方しかしらない人にはすごく誤解されやすい、それこそ年に500回くらい誤解されてきた(笑)。両方あって、初めて見える貴い景色があると思う。自分はそれを歌いたい」。

 新曲「RULE」は「社会の中でも人間関係でも、その中でとけ込むように自分を自分でルール化していると思う。そこから1歩踏み出すというか、例えば学校に行きたくなった人には通学路への入場曲となるように」背中を押すような楽曲を目指した。思いを込めて「全て吐き出した」という乾坤一擲(いってき)の仕上がりとなった。

 昨年メジャーデビューが決まったころ、偶然中学時代の旧友から連絡があった。「自分がソロで活躍するシーンを夢で見たって言うんです」。昔を思い出し、多感だった中学時代の自分をワクワクさせるような曲を作りたいと、急きょ「愛ブルーム」を制作、両A面としてリリースにこぎ着けた。「制作はギリギリ間に合った感じ。もうデビューのタイミングは今しかない」と熱を込めた。

 2日は「ROCK

 IN

 JAPAN

 FES.」(茨城・ひたちなか市)に登場するなどイベントへの出演が続く。13日の徳島「Exciting

 Summer

 in

 WAJIKI」、10月には大阪・ミナミのライブフェス「MINAMI

 WHEEL

 2013」への出演が決定した。