歌手宇多田ヒカル(30)が27日午前8時過ぎ、東京・碑文谷会館に入った。

 同所に遺体が安置されていた亡き母、藤圭子さん(享年62)と対面。同15分には霊きゅう車が入り、同45分には遺体を乗せて品川区の桐ケ谷斎場に向かった。助手席には白い菊の花を手にした宇多田が乗っていた。喪服の宇多田はうつむいたままで、取材陣の問いかけに答えることはなかった。

 藤さんは22日に投身自殺。一人娘の宇多田との対面を終え、同9時過ぎに入った桐ケ谷斎場で荼毘(だび)に付されたとみられる。宇多田は、同10時40分に父親で藤さんの前夫、音楽プロデューサーの宇多田照実氏と車で同斎場を離れた。