NHKは24日、2013年度の決算を発表した。

 事業収入は前年度比11億円増の6615億円、事業支出は同23億円増の6432億円、収入から支出を引いた事業収支差金は同12億円減の182億円で増収減益となった。

 事業収入の大半を占める受信料収入は、12年10月からの値下げの影響で前年度比42億円減の6345億円だった。受信料の契約総数は前年度比58万3000件増の計3873万件、衛星契約数は同81万9000件増の計1788万件で、13年度末の支払率は74%だった。

 事業収支差金182億円は、東京・渋谷の放送センター建て替えに備えて14年度に建設積立資産に繰り入れる。同資産は14年度末に1042億円となる見込み。

 子会社・関連会社計14社を含めた13年度の連結決算は、経常事業収入が5億円増の7362億円、当期事業収支差金は同2億円増の227億円だった。