モーニング娘。’14が30日、東京・日本武道館で秋のコンサートツアー東京公演を行い、新メンバー4人の加入を発表した。12期メンバーのオーディションから、尾形春水(はるな=15)野中美希(14)が合格。さらにハロプロ研修生から牧野真莉愛(まりあ=13)羽賀朱音(あかね=12)が昇格した。11月のツアー千秋楽で卒業するリーダー道重さゆみ(25)に呼び込まれ、白いワンピース姿の新メンバーが1人ずつ登場すると、1万人のファンから「かわいい~」と歓声が上がった。

 尾形は5歳から9年間、フィギュアスケートを習っており、3回転ジャンプが得意。中学2年時に大阪府の大会で2位になった実力者だ。高橋大輔、織田信成らと大阪府内のリンクで練習していたという。「(2人に)ジャンプを教えてもらいました。高橋さんには表現力を習いました」。五輪選手直伝の運動能力で、新たなスター候補に名乗りを上げた。プロデューサーつんく♂(47)からは「フィギュアスケートで鍛えたそのバネを今度はモーニング娘。で生かして下さい」と、メッセージを送られた。

 野中は米アラバマ、イリノイ州に合計8年、住んでいた、モー娘初の帰国子女。「いつか米国でコンサートをやりたい」と夢を語った。つんく♂からも「その英語力とスケールの大きなマインドを生かして、モーニング娘。のグローバル化に一役買って下さい」と期待のコメントが寄せられた。

 牧野は愛知出身なのに日本ハムファンという謎の多い少女。お披露目後は得意のアヒル口を披露し、報道陣をノックアウトしていた。羽賀は、わずか2年の書道経験で、7段まで上り詰めた書の達人。新顔はいずれも個性派ぞろいだった。

 4人は12期メンバーとして同期という扱いになる。ツアーに帯同してあいさつ回りや握手会でファンと交流し、年明けから本格始動する。現センターの鞘師里保(16)は「度胸がすごい。ビビッてないけど、負けないように頑張る」と発奮。道重は「4人ともすごくかわいくて、私のタイプ。卒業するのが惜しいくらい。どう進化していくのか楽しみ」と期待を寄せていた。