NHKの情報番組「あさイチ」が20日、小渕優子経済産業相(40)の辞任報道のため番組を約13分に短縮して放送。ネット上では視聴者からの不満の声が相次いだ。

 同日は政治資金問題の責任を取り辞表を提出した小渕経産相に関連する報道で各局の報道番組は持ちきりに。エンタメ色の強い「あさイチ」でも予定の放送内容を変更し、この問題を報じた。

 番組冒頭からカメラはニュースセンターへと切り替わり、再びスタジオに戻ってきたのは番組終了まであと13分と迫った頃。キャスターを務めるV6井ノ原快彦(38)は「(今日は)もう無いと思っていた方もいるかと思いますが……」とコメントしながらも戸惑う様子は見せず、有働由美子アナウンサー(45)も「行けるところまで行きましょう!」と、急きょ変更となった番組を取り仕切り、13分という超短縮放送を見事に乗り切った。

 この日コメンテーターとして出演したお笑いタレント水道橋博士(52)は放送後にTwitterで「刻々と状況が変わり、こんな半端な時間をまとめる、イノッチ、有働さん、スタッフのチームワークで生放送の現場処理が見事」と称賛、視聴者からも「あさイチ、やっぱり対応がいちいち感心してしまう

 ドタバタしてる裏側ちらっとみせたり、カメラさんも急なふりに対応して動くし」「今日のは番組をやるか休むか、いつ始まるか終わるかも分からない状態。それであの進行です。有働さんといのっちだけでなく、スタッフのチームワークがしっかりしてないとできないですね」といった声があがるほど臨機応変な対応を見せた同番組だが、通常の放送を期待していた視聴者も多く、「小渕さん事件であさイチ13分しかやらないとか~」「小渕大臣の辞任、あさイチをほぼ全削りしてまでお伝えするほどのことかしら……」「あたしの朝の癒しが、たったの13分だなんて…」と不満の声も少なからずあった。