A.B.C-Zの橋本良亮(21)が単独初主演する音楽劇「ルードウィヒ・B」(27日~12月6日)の公開稽古が26日、公演会場の東京国際フォーラムで行われた。故手塚治虫氏の同名漫画の舞台化でベートーベンを演じる。

 ピアノは初体験ながら、9月末から約1カ月半の猛特訓をしてきた。東京音大の先生のマンツーマンレッスンは1日2時間で週2回。それだけでは不十分だと、自宅にもピアノを持ち込んで連日の猛練習に明け暮れた。

 劇中では「ドレスラーの行進曲による9つの変奏曲」をピアノで生演奏する。この日は、公開稽古後に「ビックビックです」と振り返った。

 だが、これを聞いた同じA.B.C-Zで、モーツァルト役を演じる“兄貴分”の河合郁人(27)は「よい音色だったよ」とフォロー。「初主演で緊張するけど頑張れ!と思って見ている」と激励した。

 橋本の父親役・里見浩太朗(77)も河合が橋本を気遣っているのが「分かる」と話した。母親役の浅野温子(53)も「頑張り屋の息子です」と頼もしそうに見つめていた。

 橋本が淡い恋心を抱く相手役は知念里奈(33)。会う度に、手にキスをされるが、周囲が「もう少ししたら手だけでなく…」と話を振ると「お待ちしています」と盛り上げた。

 大阪公演はシアターBRAVA!で12月11日から14日まで。