元TBSで現フリーアナウンサーの吉川美代子(60)が、7日放送の「ニュースな晩餐会」(フジテレビ系)で、「女子アナ」という表現が用いられていることに苦言を呈した。

 吉川アナは今年5月いっぱいでTBSを退職。翌6月にフジテレビ系「新・週刊フジテレビ批評」にゲスト出演し、「テレビ局女子アナウンサー」を巡って、大学教授と熱い討論を繰り広げていたが、この日も「私たち、女子アナとしては入社してなくて、アナウンサーとして入社した」ときっぱり主張。

 さらに吉川アナは「ここ10何年かで(女子アナと)言われ始めた」と嘆き、「きちんと仕事している人に、スポーツ選手は別として“女子”って言葉は使わない」とし、「女子社長とは言わないし、女子弁護士とは言わないでしょ?」と笑顔ながら語気を強めた。

 あまりの吉川アナの迫力にMCのアンジャッシュ渡部建(42)はたまらず「今ボクは怒られていますか?」と苦笑い。

 そんな吉川アナの怒りの矛先を収めるかのように共演者のフリーアナウンサー徳光和夫(73)が、「露木がいけないんですよ」と同じ年にテレビ局に入社した同級生で、現フリーアナウンサーの露木茂(74)の名前を出した。徳光アナは「『女子アナ』って命名したんですから、露木が言い出しだんですよ」と「女子アナ」の“名付け親”が露木アナだという説を明かし、出演者一同、驚きの声を挙げていた。