8年半ぶりの芸能活動再開が明らかになったお笑いコンビ、極楽とんぼの山本圭一(46)が今月19日に都内劇場でお笑いライブを開催することについて、相方の加藤浩次(45)が5日、レギュラー司会を務める日本テレビ系「スッキリ!!」でコンビ活動再開への思いを語った。

 「8年半、話し合ってきました。その間、(山本は)一般の仕事に就いたり、お寺にも入りました。その中で(芸能界に)戻りたいという気持ちが強くなりまして、まず、自分でどこまでできるのかということで、ライブをやるという本人の意向を尊重しました。その先には、いつかまた2人でまた極楽とんぼをやりたいという思いがあります」

 その思いの理由については「ああいう形で、(山本が)この世界を去ってしまったので、納得がいかないんです。許してもらえない方もいますが、決着をつけたいんです」とコメントした。

 ライブは東京・下北沢の駅前劇場で行われる。4日までに告知サイトが開設され、旧芸名「山本圭壱」名義の直筆チラシがアップされた。同サイトには、料金について「終演後、私、山本圭壱がざるを持ってロビーに立ちますのでお客様のご厚意を投げ銭として反映させて頂けますと望外です」と記され、出演者は「極楽とんぼ山本圭壱」と記している。山本はチラシも自ら配布しているとみられ、ネット上には一般ユーザーが撮影した丸刈り姿の山本の写真がアップされた。

 文字通り、手づくりのライブからの活動再開だが、当日、足を運ぶ可能性について、加藤は「状況によりますね」とまだ決めていないことを口にした。その上で「賛否あると思いますが、よろしくお願いします」と山本の活動再開への理解を視聴者に呼び掛けた。

 山本は、06年7月に淫行騒動を起こして所属事務所を解雇され、表舞台から姿を消した。その後は飲食店勤務や寺での修行生活が報じられた。加藤浩次や後輩田村淳ら複数の芸人仲間が復帰を呼びかけてきた。